ロゴづくりのプロセスの参考にしたい和歌山大学のシンボルマーク

公開日:2019年1月22日 最終更新日:2022年3月25日

和歌山大学

和歌山大学

和歌山県和歌山市に本部を置く国立大学、和歌山大学のシンボルマーク。

うねっとした波のようなイメージが特徴的な、ユニークで柔らかさを感じるマークとなっています。

作成にあたっては、はじめにイメージ調査およびグランドデザインによる「キーワードの導出」が行われ、そのキーワードに係るグラフィック的要素に関する「調査」を実施したそうです。
これを元にデザインされ、カラー、フォルム、書体にキーワードに関連する意味がしっかりと込められています。

そのキーワードは、「自然」「活気がある」「地域密着」「グローバル」の4つ。

これがデザインにどのように反映されているのかは、大学のホームページで公開されています。
和歌山大学シンボルマークのコンセプト

また、マークは正円に収まる割り出しでつくられており、180度の回転対称になっています。
カジュアルな雰囲気でありながらも、どこか気品を感じるのは、造形的に整った美しさがあるからではないでしょうか。

キーワード導出からスタートし、それがデザイン要素にしっかりと込められ、造形的にも特徴的で美しさがある。
ロゴづくりのプロセスの参考にもしたいシンボルマークですね。

デザイン:北村元成(和歌山大学観光学部教授)

和歌山大学
http://www.wakayama-u.ac.jp