活動を象徴し、常識を問い直すマーク

公開日:2017年10月17日 最終更新日:2021年8月13日

キッズデザイン賞

キッズデザイン賞

キッズデザイン賞のロゴマーク。

キッズデザインとは、次世代を担う子どもたちの健やかな成長発達につながる社会環境の創出のために、デザインのチカラを役立てようとする考え方や活動のこと。
「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」。この3つのデザインミッションのもとにキッズデザイン協議会というNPOが活動を行っています。

シンボルマークは、頭文字のKがモチーフになっています。
これは、円が「割れた形」を表現しており、壊れてはじめて気づく子どもの安全・安心という意味が込められているのだそうです。

優しく子どもを守る形をつくるのではなく、あえて危険や不完全さを可視化。
大人が気づかなかった子どもの視点を探る行為は、今までの常識を問い直すことにほかならず、シンボルマークでは、その活動を象徴しています。

また、同時にこれは割れる形でもあるが、不完全なものが完全になろうとしている形でもあるとのこと。
シンプルなシンボルマークに、深い意味が込められていました。
カラーは、自然・安全・静的・優しさが素直にイメージされる緑により、形と色の意味を対峙してバランスをとっているとのこと。

マーク自体はとても分かりやすく、目を引き覚えやすいデザインです。
まずは目に止まることで興味を持ち、さらにそこに込められた本質をついた意味を知ることで、この活動をより深く理解し共感を持つ。
そんな効果があるロゴマークではないでしょうか。

このマークは、佐藤卓氏のデザインです。

キッズデザイン賞
http://www.kidsdesign.jp