公開日:2015年9月7日 最終更新日:2022年3月25日
関西大学ロゴマーク
第53回は、前回につづき、関西の私立大学「関西大学」のロゴマークです。
「校章」を「ラテン語」で囲んだデザインになっています。
ラ、ラテン語!!そうきましたか。
気になるラテン語の意味は、「印章・関西大学・1886」。おぉ、そのまんま!?と思われた皆さん、まだまだです。このロゴマークデザイン、コロンビア大学を含むアイビー・リーグの諸大学では、ラテン語学習とラテン語の古典研究が主要課題の1つとされ、ラテン語でシールを表記するのが一般的であったという例にならっているからなのです。
なぜ、コロンビア大学?それにも理由があります。
こちらは、関西大学第1回海外留学生として渡米し、コロンビア大学でドクター・オブ・フィロソフィの学位を取得した故「岩崎卯一学長」が、同大学などとの国際学術交流の推進を図るため作成した英文インフォメーションの表紙を飾ったシール(印章)が起原となっています。
ロゴに歴史あり、ロゴに文化あり。噛めば噛むほど、世界を感じさせてくれるロゴマークでした。ごちそう様でした。[大学ロゴ]