ロゴづくりに役立つ!欧文書体の種類とイメージ

最終更新日:2020年5月30日

ロゴをつくるうえで、書体はロゴのイメージを決定づける大きな部分を占めていると言えます。
いわばロゴの人格のようなものを決めるのが書体です。

ここでは、アルファベットの書体の種類とそのイメージについてを解説します。ロゴづくりや見出しタイトルデザインなどの参考になれば幸いです。

アルファベットのイメージ

日本人向けのビジネスやサービス、商品など、必ずしも英語圏をターゲットにしているものでなくても欧文のネーミングやロゴは一般的に使われています。
これはなぜでしょうか?
印象面の理由としてあげられるのは、アルファベット(欧文)が持つイメージが、日本語に比べて「スタイリッシュ」「おしゃれ」に感じるということがあるでしょう。

アルファベットで表現することで、日本語で表現するよりも見る人に、スタイリッシュさや、おしゃれな印象を与えることができるのです。

また、当然ながら、国際的・グローバルな印象も感じさせます。

フォントによる印象マップ

そんなアルファベットのイメージですが、書体の種類、ウェイトなどによって、さらに細かく与えるイメージの分類ができます。

欧文書体の大きな分類である、セリフ体・サンセリフ体を横軸に、フォントのウェイト(太さ)を縦軸にした例です。
まずは、これをもとにつくるロゴの大まかな方向性を決めるとよいでしょう。

欧文書体の種類

ここからは、書体の種類とそこに分類される代表的なフォントを紹介していきます。

セリフ体

文字の先端に爪のような「セリフ(serif)」がついた書体のことを指します。
そのなかでも、ブラケットセリフ、ヘアラインセリフ、スラブセリフに分けることができます。

セリフ体(ブラケットセリフ、ヘアラインセリフ)の印象

多くのセリフ体は、伝統的で格式を感じさせます。高級感をもたせたいときにも有効的です。
ブラケットセリフはより古典的な印象、ヘアラインセリフになると近代的な印象になります。

スラブセリフ体の印象

スラブセリフ体は、セリフがついていますが線の太さが後述するサンセリフ体のように比較的均一な書体です。力強さ、インパクトを感じさせることができ、現代的な印象を醸成しながら、格式も感じさせるフォントです。

Copperplate Gothicの印象

また、ロゴや看板などでよく見られる、Copperplate Gothicというフォントもセリフ体の一種。
伝統性や高級感を感じさせ、威風堂々とした風格もありながら、ちょっとかわいらしい印象もあるフォントです。

サンセリフ体

「セリフ(serif)」の「ない(sans)」書体のことを指します。
サンセリフ体はジオメトリックサンセリフとヒューマニストサンセリフに分けることができます。

サンセリフ体の印象

セリフ体に比べて現代的でモダンな印象になります。
太めの書体は安定感や安心感、細めの書体はスタイリッシュさや軽やかさを感じさせます。
また、ジオメトリックサンセリフは幾何学的な骨格となっており、よりモダンで未来的な印象、ヒューマニストサンセリフは、セリフ体に近い骨格で格式や落ち着きを感じさせます。

Optimaの印象

ヒューマニストサンセリフのひとつであるOptimaは、抑揚のある線で構成されており、セリフ体のような雰囲気も併せ持っています。セリフとサンセリフの中間的な書体というイメージで使われることが多いフォントとなっています。

エレガントさと現代的な印象を併せ持っており、高級感としなやかさ、女性らしさなどを感じさせるものになっています。

スクリプト体

手書き風の流れるような筆跡に基づく書体です。文字同士がつながるようになっているものも多いです。
カリグラフィの文字や、ペンで書いたような文字の2種類にわけられます。

スクリプト体の印象

手作り感、人間らしい温かみを感じさせるものになります。
カリグラフィは洗練さや高級感を、ペンの文字は親しみやすさを感じさせます。

デコラティブ書体(ディスプレイ書体)

ユニークなかたちの書体はたくさんあります。上述のどのカテゴリーにも入らない、個性的な書体がデコラティブ書体(ディスプレイ書体)です。
文章のテキストには向かないフォントで、見出しタイトルで使われる注目を集めるのに最適なフォントのため、ロゴ的なフォントと言えるかも知れません。

個性的であるがゆえに強いイメージを与えるので、他のロゴで使われている場合は、そのイメージを感じさせてしまう場合がありますので、注意が必要でしょう。

最後に

ここでは、欧文書体の種類とそこから感じられるイメージをまとめてきました。
ここであげたイメージは、あくまでも一般的なもの。
それを見る人や利用シーンによってもイメージは変わることがありますし、時代とともにイメージも変化していきます。

大切なのは、その書体を使うことでどのようなイメージの醸成をねらっているのかをしっかりと考えてフォント選びをするということだと思います。

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