最終更新日:2020年8月18日
【2020年6月4日更新】
前回は、良いロゴを作成するために発注者が考えておきたいことをまとめましたが、今回は、ロゴ作成の依頼先を考えてみたいと思います。
会社をつくった、個人事業主になった、新しい商品をつくった、イケてるサービスをつくった、チームをつくった。
そんなときにはそのアイデンティティを表現するため、ブランドの表現のためにロゴマークが必要になってくるでしょう。
では、ロゴはどのように作れば良いのでしょうか?
もちろん、自分でロゴを作ることも可能ですが、ここではネット上にある様々なサービスをご紹介します。
デザイナーでなくとも、自分でロゴをつくることができます。
文字を入力するとそのままロゴになるものもありますし、登録されている様々な画像を選んで組み合わせ、色を変えたりしてロゴをつくることができます。
外部に依頼するわけではないので、すぐに作ることができるのがメリット。
ただし、ありきたりのデザインになる可能性は高めです。
費用は、様々な条件により無料から有料までありますが、デザイナーに頼むよりは安く出来上がるでしょう。
ブログのタイトルロゴなど、手軽にすぐにロゴが欲しいときにいいかも知れません。
こちらの記事で、ロゴジェネレーターをまとめていますので、合わせてご覧ください。
デザインの知識がなくてもロゴをつくることができるロゴジェネレーターまとめ
予めデザイナーがデザインしたロゴがサイト上にずらりと並んでいます。
そこから気に入ったロゴをみつけて購入をします。社名などの部分は購入時に入れてもらえることが多いようです。
自分の考えるモチーフやイメージなどで検索をし、出てきた中からぴったりな印象のものを選ぶという感じでしょうか。
すでにデザインができているので、納品までの時間は早めなのが良いところですね。
ただし、イメージピッタリのものがすぐに見つかる場合もあれば、なかなか見つからずに時間がかかるということもあるでしょう。
費用は、数千円〜数万円と様々です。
●代表的なサービス
ロゴタンク
ロゴタンクのサイトはこちら
ロゴマーケット
ロゴマーケットのサイトはこちら
ここからは、オーダーメイドでロゴを作る方法になります。
まず1つめは、クラウドソーシングサイトを利用したロゴデザインコンペの開催。
各サイトに登録している多くのフリーランスデザイナーに向けて、ロゴ作成を依頼することができます。
各サイトとも「2万円で最大70案」といった感じの宣伝コピーを謳っているように、非常にたくさんのデザイン案が比較的短期間で集まることが特長です。
ロゴデザインを依頼するにあたっては、イメージなどを具体的に入力していくことになりますので、あらかじめ作りたいロゴのイメージを明確にしておく必要があります。
また、コンペの途中で、あがってきているデザインを見ながら方向性の調整や修正なども可能なので、デザイナーとのやりとりに慣れている方にとっては、より有効なサービスかも知れません。
ただし、注意したい点としては、コンペ開催内容とそのデザイン案は、通常だとオープン(誰でも見ることができる)になりますので、サービスの公開までロゴや名前を秘密にしておきたいといった場合は、有料の非公開オプションなどをつけます。そのあたりの費用も考えておく必要があるかもしれませんね。
●代表的なサービス
ランサーズ
ランサーズのサイトはこちら
クラウドワークス
クラウドワークスのサイトはこちら
99designs
99designsサイトはこちら
こちらもプロのデザイナーがオーダーメイドでロゴを作ってくれるサービスですが、「ロゴデザイン◯案を無料で提案。」という点がウリとなっており、提案されたロゴの中に気に入ったロゴがあれば、それを調整していって、納品という流れになっています。
もし最初の案の段階で、まったく気に入らないということであれば費用はかからないので、リスクが小さく頼みやすいかも知れませんね。
依頼をすると最初に電話や対面などでヒアリングをしてくれますので、そこでいかにコンセプトやイメージなどをしっかりと伝えられるかがカギといえるでしょう。
料金体系は、マーク部分でいくら、文字のみのロゴでいくら、マーク+文字でいくら、のように分かれている会社もあれば、ロゴマーク(マークと文字)としてすべて同一料金になっているところもあったりと様々です。
●代表的なサービス
ビズアップ
ビズアップのサイトはこちら
LOGO市
LOGO市のサイトはこちら
ある意味、一番オーソドックスな方法かもしれませんが、プロのデザイナーに直接お願いすることでロゴを作ってもらう方法です。
ロゴの作成を依頼をすると、たいていは最初にヒアリングをしてくれますので、そのときにコンセプトや概要、思いなどをしっかり伝えます。彼らの経験やアイデアから、新たなインスピレーションが加わることもあり、納得度のあるハイクオリティのロゴが出来上がる可能性が高いと思います。
デザイナーへの直接依頼なら、そのデザイナーがつくったロゴデザイン案になりますが、デザイン会社への依頼であれば、複数のデザイナーによるデザイン案であったり、もっと組織的であったりするでしょう。
費用はデザイナーやデザイン会社によりまちまちですが、今まで紹介してきたサービスと比べると高めであることが多いと思います。
依頼にあたっては、自分の求めるものにあった良いデザイナー、またはデザイン事務所を探す必要がありますが、そこに時間がかかるかも知れません。
知り合いなどがいない場合は、コツコツと探していく必要がありますね。
ロゴをつくって終わりではなく、その後の様々なツールのデザイン制作も引き続き同じデザイナー、デザイン会社にお願いするなど、長い目で一貫したデザインを維持するには、良い選択肢のひとつであると思います。
いかがでしたか?
ロゴの作成ひとつにしても実に様々な選択肢があります。
もちろん、ここにあげたもの以外の選択肢もあると思いますが、作りたいロゴに合わせて、最適なサービスを選んでみてください。
※ロゴストックを運営している株式会社ドーナッツカンパニーでは、ロゴ制作サービス「DONUT DESIGN(ドーナッツデザイン)」も行っています。
たくさんのロゴを研究してきた知識を活かし、起業時のロゴからブランドリニューアル、個人事業から大企業までと、幅広くロゴ制作のお手伝いをしています。
見た目の良さだけでなく、意味と思いをしっかり込めることで、ビジネスの顔として長く使っていけるようなロゴをデザインしています。どうぞお気軽にご相談ください。
DONUT DESIGN(ドーナッツデザイン)のオーダーメイドロゴ制作 →
この記事を書いた人
ロゴストックの中の人。管理、運営をしています。
想いや魅力を伝えるロゴの面白さを広めるをテーマに活動をしているロゴデザイナー。
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