最終更新日:2022年8月17日
デザインにおいて、書体とは声のようなもの。
フォントは数多くありますが、それぞれに性格や個性のようなものが宿っています。
ロゴやグラフィックデザイン、WEBデザインなど様々なデザインをするときのフォント選びは、その個性をうまく活用するとよいでしょう。
そのためには、フォントの種類や成り立ち、それぞれの違いなどを学ぶことが重要です。
今回は、欧文、日本語などのフォントを解説した書籍5冊を特徴とともにご紹介します。
※各書籍のリンクは、Amazonのページへのリンクとなっています(ロゴストックは、Amazon.co.jp アソシエイトメンバーです)。
ブランディングやブックデザイン、Webなどで文字を扱う第一線のグラフィックデザイナーにタイポグラフィの実例をインタビューし、まとめられた一冊です。
特にブランディングとフォントのパートでは、ロゴも含めどのようにフォントを選んだか、
そして、それをどのような狙いや意図をもって変更を加えたのかが語られています。
デザイナーの書体に対するこだわりは、ロゴタイプをつくるときの参考になるでしょう。
定番の欧文フォント100書体を16のカテゴリーに分類し、その特徴を詳しく解説しています。
セリフ、サンセリフ、スラブ、スクリプトといった大きな分類から、さらに細かく書体が分類されています。
例えば、セリフ体については、ヒューマニスト・セリフ、トランジショナル・セリフ、ラショナル・セリフ、コンテンポラリー・セリフなどにわかれていて、それぞれの違いが詳細に解説されています。
それぞれの書体の特徴をつかめるため、各カテゴリーがどのようなイメージを持っているかを考えるのに良い一冊です。
欧文書体をデザインするためのルールが書かれた本です。
書体全体だけでなく、アルファベット一文字一文字それぞれのフォルムを詳しく解説しています。
錯視を使った調整なども細かく解説されているので、実際に自分で書体やロゴタイプをつくる際にとても参考になる一冊でしょう。
日本語のロゴタイプ作成にあたってのバランス構成テクニックが紹介されています。
漢字の構成や、錯視矯正術などバランス構成の基本テクニックは日本語ロゴタイプを作成するときに役立ちます。
日本語ならではの、ひらがなカタカナと漢字のバランスのとり方や、単語のまとまり、タテ組・ヨコ組など、コンパクトで端的にまとまっています。
デザインをしていると、想像以上に書体選びに難航してしまうこともあるのではないでしょうか?
ここでご紹介した本を元にして、自分なりにこのフォントはこんなシーンで使えるといった
引き出しをつくっておくと良いと思います。
書体を知って、素敵なデザインをつくりましょう。