クリステル・ヴィ・アンサンブルによる、新しい飼い主さんを待っている保護犬・保護猫の存在を広める啓発活動のロゴ。
シンプルでありながら優しい曲線で描かれたイラスト調のシンボルマークが特徴ですね。人物と2匹の動物の鼻には共通したピンクの配色がなされています。丸みを帯びたロゴタイプには、ややゆらぎのある加工が施されています。
お伺いしたところによると“足長おじさんのような誰かが、身寄りのない動物達を抱きしめているという絵柄”なのだそうです。また、“財団の理念でもある「共存」という形をロゴに込め、皆が同じ線で繋がっています。”とのご回答をいただきました。
さらに、“蛍光ピンクはキャンペーンのキーカラーとしています。「飼ってやる」ではなく「家族になる」というペットとの理想の関係を表しています。”という意図が込められているのだそうです。
ひと目で、動物たちへの愛情や大切にする心が伝わってくるデザインですね。イラストを使ったシンボルマークは、その団体・活動らしさや世界観を表現するのに効果的のようです。このロゴのように、シンプルでありながら上品さも兼ね揃える作風は、このキャンペーンを主催する財団のトーン&マナーにもぴったり合っていて、統一感があります。
黒を基調に、アクセントにピンクを持ってくる、という配色はなかなかロゴでは見かけないため、ユニークで印象に残りますね。[92/NPOロゴ]