デザインマネジメントをテーマに、組織が抱える個別の課題解決に対応する「小さくはじめる」ソリューションシリーズを展開する「VALUE LABO」のロゴ。
様々な素材を用いてVALUE LABOの文字が描かれていて、ぬくもりや楽しさを感じる、じっくり見たくなるロゴタイプとなっています。
テクノロジーが進化しても大切なのは「ヒト」。このロゴは人の創意工夫をVALUE LABOの文字でデザイン表現したのだそう。
デザインプロセスもやや特殊かも知れません。
まずは、こちらのブランドイメージの構築が先にあるそうです。
このブランドイメージで採用されているマテリアル(素材)をつかって、ロゴとして造形(意匠)化していくというプロセスがとられています。
文字にするにあたって、どうしても違和感が出る部分は、別のモチーフをデザインするなど、検証を重ねながらデザインされたそうです。
そして、カラーはピンクとブルーの配色となっています。
これは、人のあたたかみや情熱(ピンク)、人の冷静な思考(ブルー)などの意味が込められており、「想像するワクワク感」が表現されているのだそう。
また、コアメンバー二人からスタートした事業であることから、2色の表現がしっくりくるかなといった自分たち向けの裏メッセージもあるそうです。
ブランドイメージを起点として、観察・発見・想像により「考えること」を促すことを大事にしていきたいという思いから、デザインされたロゴなのです。
デザイン:草野 紀親(株式会社かたちなきもの)