日本国政府の紋章にそっくり?筑波大学ロゴの起源

第4回目は、筑波大学の校章です。

色は、スクールカラーの紫、形は「桐紋」型の「家紋」を採用しています。

この「桐紋(桐花紋)」は、「菊花紋」と並ぶ日本国の伝統的な紋章です。というのは、この桐紋は「菊花紋」と同じく、皇室御用達の家紋でした。後に、故あって、桐紋は戦国大名や武将が利用されるようになりました。(※1)現在でも、日本国政府の紋章や500円玉の裏にもあるほどの権威のある紋です。

この紋、様々な所で利用されていて、どうやら140種を超えるほどあるそうです。筑波大学は、その中でも基本的な「五三の桐葉」型(※2)といわれる形を採用しています。

基本形とはいえ、花の部分のみ「蔭」(アウトライン)で表現されているのが、このロゴの特徴です。
当大学独特のものだそうで、理由は憶測ですが、大学生・若者たちを育成する教育機関という存在意義をこめて、こういったデザインにしたのかもしれません。皆様も是非、他の桐紋ロゴと見比べてみてください。

それでは、なぜ、この権威ある紋を筑波大学が採用したのでしょうか?

さかのぼること、100年以上前の1888年、筑波大学の起原となる東京高等師範学校の附属小中学校で制定された校章が起源になるそうです。なんと当時の天皇(明治天皇)の行幸の際、皇室の御紋章である五七の桐章を校章に用いるようご沙汰を頂いたことによるのだとか。ただ、五七の桐はあまりにも恐れ多い・不敬にあたるとの理由で別の五三の桐が採用されたとのことです。それが時をへて、筑波大学へと受け継がれていったわけですね。

まさしくロゴに歴史あり。天皇にこの紋を使いなさいと言われたときは、きっとみなさん、大慌てするとともに、大喜びしたのが、目に浮かびますね。

[大学ロゴ]


※1:室町時代、桐紋を後醍醐天皇から足利尊氏が賜ることがあり、皇室が臣下に、下賜された武将がさらにその臣下へ与えるというかたちで増えていったといわれています。

※2:桐葉型について
3本の直立する花と3枚の葉から構成されているものが基本的な図案です。
「五三桐」型は、3枚の桐の葉の上に、桐の花を左右に三つずつ、中央に五つ配したもので、「五七桐」型は、3枚の桐の葉の上に、桐の花を左右に五つずつ、中央に七つ配したものです。

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posted by てるゆき on 2014年9月1日

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