公募主催者向け、ロゴコンペ・コンテスト開催のコツ

最終更新日:2022年7月17日

ロゴ公募・コンペ・コンテスト情報を掲載している中で、主催者様からよくいただく質問について、これまでのロゴ公募情報を元にまとめています。
ロゴを作ること、ましてやロゴデザイン公募を主催することは、そう何度も経験することではないと思いますので、これからロゴデザインの公募をお考えの方に参考にしていただけると幸いです。

募集概要に書くべき内容

ロゴの対象となるもの(事業やサービス、グループ・チーム、商品、地域など)の概要や特徴、背景、想い、利用用途などをしっかりと伝えましょう。
 
ロゴをつくるにあたって絶対に必要なものは、当然ではありますが、ロゴにする名称です。
 
日本語表記にするのか英語表記にするのか、または両方必要なのか。
 
そして、日本語であれば、ひらがな・カタカナ・漢字での表記をしっかりと定める。英語であれば、大文字・小文字の並びなどをしっかりと指定するとよいでしょう。
 
文字なし(シンボルマークのみの募集)であれば、その旨もしっかりと書きましょう。
 
たまに、「文字は、◯◯◯ (和文)または、△△△△(英文)のどちらかでデザインすること」という募集要項がみられるのですが、文字の違いによってデザインの印象が左右されることも少なくないので、選考時に迷いを生じさせないためにも、可能な限り表記を指定しておくとよいと思います。
 
また、ロゴのスタイルとしてロゴタイプ・シンボルマーク・ロゴマークがあります。希望があればそれもしっかりと伝えておきましょう。

募集期間について

募集開始から締切まで、1ヵ月〜3ヵ月の募集期間を設けるケースが多いようです。
 
参加者は、募集概要を見たその日のうちにデザインをして応募するという方もいれば、じっくりと考えて締切ギリギリに応募するという方までさまざまです。
また、告知を開始してすぐに参加候補者に情報が届くとも限りませんので、そのあたりも考えながら締切を設定しましょう。
 
ロゴが必要になる時期を基準としながらも、ある程度の期間を設定しておくのが良いと思います。
 
過去にロゴストックでお手伝いした公募では、
 
・2週間の募集期間:84件の応募
・1ヵ月の募集期間:175件の応募
 
といった実例があります。
 

賞の内容や賞金額

ロゴストックで掲載したロゴ公募の賞金の平均をまとめてみました。
 
<2017年1月1日〜12月31日に締切となったロゴ公募情報>
・掲載数:120件
・賞金があった公募数:95件(※)
・最高賞金額:30万円
・最低賞金額:1万円
・平均賞金額:85,895円
※賞金には、図書カードやQUOカード、商品券などの現金に近いものも含めています。
 
賞金額は公募により1万円〜30万円と開きがありますが、設定金額としては、1万円、3万円、5万円、10万円、30万円のどれかであることがほとんどでした。
 
また、採用作品1点のみに賞金をだすのではなく、最優秀賞、佳作などを設けて、数点に賞金を出すといった方法もあります。
 
賞金以外にもその地域や特色を生かしたモノであると、イベント感が増すでしょう。
賞の内容は、やはり注目してもらったり、参加してもらうための大きな魅力づけとなります。
 

選考にあたって

ロゴは、その対象となるモノのまさに顔といえますので、一度決めたロゴは、実に様々なところで使われることになります。
 
それだけに選考は慎重に行ったほうがよいでしょう。
場合によっては、決定したデザインのイメージを損なわずにより活用しやすいように修正をしたうえで決定するということも必要になってきます。
 
選定にあたっての視点(一例)
・意味や思いなどが反映されているか
・自分たち(ロゴの対象となるもの)の顔として、相応しいと思えるか
・ロゴとして利用しやすいか
・商標登録などを考えている場合は、その調査も必要

 
このような観点で集まったロゴを見ていく必要があると思います。
とくに「ロゴとして利用しやすいか」や「商標登録」などについては、状況によっては専門家の視点も入れられると良いでしょう。
 
ロゴストックではロゴづくりの専門家の視点からロゴ選定のサポートも行っています。
  
以上、ロゴ公募を企画、開催するにあたってご参考になれば幸いです。
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